【燃焼の無煙化について】


 物を燃やすには、燃える物(可燃物)、空気(酸素)、着火源(温度)の3要素が最低限必要です。
 しかし、上記の3要素が揃えば煙を出さずに燃やす事が出来る訳では有りません。

 燃える物の周囲の温度を保ち、効果的かつ効率よく空気を供給し、一定の燃焼時間を採る事により、
 煙を出さずに燃焼させる事が可能となります。

 例えば、1本の蝋燭に火を着けた場合には煙は出ませんが、これに2本、3本と本数を増して束ね
 てまいりますと、炎が太く長くなり煙(煤)が発生するようになります。

 これは、1本の場合には燃える物(蝋燭)の量と、その炎の表面から供給を受ける空気の量とが、
 バランスしていて無煙状態となっている訳です。

 ところが本数が多くなりますと、燃焼に必要な空気が炎の表面からでは間に合わず、結果として煙
 が発生します。この状態に於いて何等かの方法で必要量の空気を供給すれば、無煙にする事が可能
 となります。

 弊社焼却炉の燃焼室全体の内壁には、一定間隔に高速の空気を焼却物に供給する為のエアノズルが
 設けられており、燃焼に必要な空気を供給し、無煙の状態で焼却物を燃焼させる事ができます。

 これは丁度、家庭用のガスコンロが多数の小さな孔(ノズル)からガスを分散させて燃焼させ、
 必要な空気を効率よく取り込んで無煙化させているのと、供給(吹き出している)気体こそ空気と
 都市ガス(燃焼物)と異なりますが、同じ考えに基づく方法です。