猫白血病ウィルス感染症について

このウィルスは“白血病”を発症させるだけでなく、免疫を作るリンパ球も侵すため、
免疫力が低下して、腎臓病、リンパ腫など様々な病気を引き起こす原因となります.
妊娠している猫の場合は流産の危険性もあり、また母子感染します.
感染して発病すると、約80%は3年以内に死亡するといわれている深刻な病気です.
また感染しても発病せず、そのままウィルスを持ちつづける場合があります.
この状態を『キャリア』といいますが、 他の猫へ感染させる可能性は十分持っており、
本人もいずれ発病してしまうこともあります.
感染経路は、唾液中にウィルスが含まれているため、
グルーミングや食器の共有が主な原因となります.

(症状)

元気喪失、食欲不振、体重減少、発熱、慢性の下痢やリンパ節の腫れ、貧血など.
症状に出なくても既に感染している場合があるため、
健康診断の一つとして調べておくことをおすすめします.
病院内で検査ができますので(血液検査)、 希望すればすぐに実施していただけるでしょう.
これと平行して、猫免疫不全ウィルス感染症(猫のエイズ)の検査もできます.
10分程度の検査です.

「今は見た目健康なのに、検査をしたら病気を持っていることがわかった. それも致死性の重い病気...」
これは飼い主としてかなりショックなことです. 筆者も経験しましたのでよくわかります. 
でも、その子の状態をしっかり把握することによって、 今後生活していく上での接し方が変わってきます.
健康だと思って気に留めなかったことにも気を配ってあげることができます.
また、病院側も根底に持っている病気がわかっていれば、
状態にあったより良い対処や飼い主さんへのアドバイスができます.
人間の言葉を話せないこの子達に代わって、勇気を出して検査をされてみるのも
家族としての努めかと思います.

★ ワクチンあり



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