ノミ取り首輪について


一口に“ノミ取り首輪”と言ってもいろいろなタイプがあります.

・ 殺虫効果が無く、においでノミを寄せつけないだけのもの.
  (よくハーブの香りなんて書いてあったりしますね.)

・ 殺虫効果のあるもの.
  (薬理成分によって、効き目の強弱はあります.)

病院では殺虫効果のあるタイプをお勧めしています.
においで寄せつけないタイプのものにおいて、その環境下で世代交代したノミに関しては
ノミの体に「耐性」(その環境に慣れてしまって、適応力がつくこと)ができてしまい
薬が効かなくなって、結果的に「その首輪は効かない.」ということになってしまいます.
飼い主さんが「ノミ取り首輪が効かないんです.」と相談にみえる場合には このケースが多いですね.
殺虫効果のあるものでも薬の成分によっては作用の弱いものがあります.
動物病院に準備してあるものの多くは市販されているものとは違い殺虫効果の高いものです.
「動物病院で買ったほうがよく効く」と言われるのはそのためです.

(利点)(殺虫効果の無いものは省きます.)

・ 有効期間内、ずっとつけたままでいいので手間いらずです.

(欠点)

・ 製品によっては使い始めの薬のにおいが強く、つけられた本人も家族も不快を感じる場合があります.
・ 犬や猫の体質によっては薬の成分に対して過敏反応を起こす場合があります.

(注意点)

ノミ取り首輪を装着すると長く余分な部分が残ることがありますね.
それを自分でかじったり、食べてしまったりすれば害があります. 短く切っておきましょう.
また、ゆるくつけてしまうと十分な効果を得られないばかりか、
どこかに引っかけてしまうといった事故に繋がる可能性があります.(特に猫)
指2本分入る程度に装着するとよいと思います.


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皮膚に滴下する駆除剤について


これは液体の薬を直接皮膚の一部分につけるだけで駆除と予防ができるというものです.
特にこのタイプは、市販されているものと動物病院で処方されるものとは
効能に大きな違いがあるということをご理解下さい.
それから病院で処方される各製品によっても効能が異なっておりますので、
よく確認されて目的にかなったタイプをお使い下さい.

(利点)

・ 速効性がありますので大量寄生の場合に特に有効です.
・ シャンプーしても効果は変わりません.(説明書をよくお読み下さい)
・ 首輪を嫌がったり、首輪に使用されている薬剤が肌にあわない場合等に使えます.

(欠点)

・ 特に無いと思いますが、強いて言えばノミ取り首輪と比べて割高かもしれません.
  ただやはり効果を天秤にかけて下さい.

(注意点)

最近製品化されたお薬は安全性が高いと言われておりますが、
製品によってはノミ取り首輪と併用できるかどうか
安全性が確認されていないものもありますので、
お求めの際に確認する必要があります. 
基本的につけた薬が効いている間は他の物との併用は必要ないと思われます.
使用法に関しては、
滴下直後に犬や猫が自分でその薬をなめてしまうと
ヨダレを流したりといった症状が出ることがありますから、
後頭部や首の後ろなど、自分ではなめられない場所につけて下さい.
更に、滴下する時は毛をよく分けて、 地肌にしっかりつくようにして十分な効果を得るようにしましょう.


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被毛につける駆除剤について


スプレータイプやムースタイプがあります.
動物の大きさや毛足の長さ等を考えて使い易いものを選ぶと良いでしょう.
製品によって薬の効果、有効期限が違います.よく確認して下さい.


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内服薬について


この薬は成虫ではなく卵に作用する発育阻害剤です.
この薬を飲んでいる動物の血液を雌ノミが吸うことにより、 薬の成分がノミの卵に作用します.
その結果、卵や幼虫の発育が阻害されるわけです.

(利点)

・ 定期的に飲ませることによって、確実にノミの繁殖を抑えることができます.

(欠点)

成虫には作用しない為、 この方法だけでは屋外へ出た時にノミをつけて帰って来てしまう可能性があります.
・ 経済的な負担が大きいかもしれません.

(注意点)

毎月1回、定期的に投与しなければ効果がありません.
また、成虫を寄生させない為の予防法ではないということを 頭に入れておく必要があります.


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注射薬について


これは内服薬と同じ成分を注射で使えるようにしたものです.
薬の効果、作用は内服薬とまったく同じですが、 1回の注射で約6ヶ月間の効果があります.

(利点)

これは同じ効果を期待する内服薬との比較になりますが、
毎月投薬する手間が省ける上に、半年に1回注射をすれば済んでしまうので、
飲み薬を嫌がる子には朗報かと思います.

(欠点)

内服薬と同様で、
・ 成虫には作用しない為、 この方法だけでは屋外へ出た時にノミをつけて帰って来てしまう可能性があります.
・ 経済的な負担が大きいかもしれません.

(注意点)

半年に1回の注射で通年の効果が得られますが、
内服薬と同様、成虫を寄生させない為の予防法ではない ということを頭に入れておく必要があります.


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ノミ取りシャンプーについて


シャンプーは一時的にノミを落とすことができます.
注意したいのはその後です.
シャンプーしたからといって安心してそのままにしておくと、 外に出ればまたすぐにノミがついてしまいます.
シャンプーには予防効果はありません
しっかり体を乾かしたら@〜Cのいずれかの方法で予防してあげることを忘れずに!


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ノミ取りぐしについて


ノミ取りぐしは非常に目の細かい“歯”がついていて、
それで毛をすき、ノミを引っかけて捕獲(?)する道具です.
病院ではノミが寄生しているかどうかをチェックする時に使います.
くしを使って駆除をしようとしても逃げ足の速いノミを全て退治できるわけはなく、
非効率的であることは言うまでもありません.

使い方は、背線(背骨のライン)に沿って毛の流れに逆らってくしを入れてみます.
地肌もよく見えると思いますので、ノミがいるとすれば
黒い“かす”みたいな「糞」が確認できるはずです. (よく見ると、アルファベットの「C」のような形です.)
そうやって毛をすいているうちに体についていたノミの「糞」と「卵」が床に落ちてくるはず.
卵は白くて硬くて丸い、小さな小さな粒です.
このどちらかが見つかればノミが確認できなくても ノミが寄生している「物的証拠」をつかんだ事になります.
もちろんノミが多数寄生していれば、くしに引っかかってくるはずです.

「糞」か、それともただのゴミかの区別は鑑識にまわしましょう!
濡らしたティッシュペーパーの上にその「黒い物」を置きます.
暫く放置させ、その「黒い物」から赤茶色っぽいものがにじみ出ていたら、 それは「ノミの糞」です.
血液を食べ物としているのでそうなるわけですね.Let's try !!


背中の毛を分けるだけで発見できたノミの糞(猫)

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