セルトリ細胞腫について
この病気は、オスの精巣(睾丸)にできる腫瘍です.
5歳以上のオス犬での発生が多くみられ、一般に他の部位へは転移しない
といわれています.
(原因)
男性ホルモンと女性ホルモンのアンバランスが誘因となっていると
言われています.
またこの細胞腫の約1/2は
“精巣が陰嚢外に存在”したものに認められるというデータがあり、
その場合は発症年齢も若くなるようです.
(症状)
飼い主さんが「これはおかしい...」と思うのは、
やはり睾丸の大きさが左右で大きく違ってきたということです.
他には左右対称性の脱毛.
初めは陰部の周囲に見られ、内股、お腹といったように次第に広がっていきますが、
程度の差はいろいろです.
見られない場合もあるでしょう.
左の写真は仰向けに寝かせた犬の睾丸を撮影したものです.
この子の右側の睾丸(向かって左)に症状が現われ、
左と比べるとかなり大きさが違います.
右の写真は手術をして摘出したこの子の睾丸です.
むき出しになると異常なまでの大きさの違いがよくわかり、驚かれると思います.
(治療)
手術による腫瘍睾丸の摘出が第一です.
またホルモン剤の投与をすることもあります.
(予防)
早期に去勢手術をすることによって、この病気への不安はありません.
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